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2013年02月26日

ポアンカレ予想 と リーマン予想


NHKのBSで数学に関する2つの番組がありました。


数学史上 いまだ証明されていない

懸賞つきの難問がいくつかあるそうですが

そのうちの2つに関する非常に面白い番組でした。

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一つが  ポアンカレ予想

2006年に100年ぶりにロシアの数学者

グリゴリ・ペレリマンによって証明されたという。

100万ドルの懸賞金つきフィールズ賞

受賞が決まっていながら授賞を辞退した

この人のほうが はるかにである。

サンクトペテルブルクのアパートで

母親の年金をあてにして暮らしているそうだが、

母親が病気になった時、入院するお金がないので

市が肩代わりしたという話があるというのにだ。


世間や友達や会社やそういった雑事や

授賞式、講演会、会議,山積の郵便物や電話などに

残りの短い時間を惑わされたくない。

純粋に数学のことだけを考えていたい。

そういうことだと思いますが

本当のことは解らない 

です。


彼はキノコ狩りをしながらリーマン予想とかの

次の難問に挑んでいるのかもしれない。
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そしてもう一つが リーマン予想

「創造主の暗号」と言われる 

素数の謎 を解明しようとして

何人かの学者が失踪し自殺し狂っている。

リーマン予想が魔性の難問といわれる所以である。

これはいまだに解明されてはいない。

ただ クレジットカードや通信の暗号化に

おびただしい 素数が使われているようで 

これが解明されると国際経済が破綻するとも言われている。

それほどのものだから もう既に国家機密で解明されていて 

どこかの金庫に何重ものセキュリティで

保護されているのかもしれないが。


この2つの数学の難問はこの番組で初めて知った。

数学を好きでも興味があった訳でもないが。

非常に謎めいていて おもしろい。


ポアンカレ予想は宇宙の形を解明するもので

リーマン予想は宇宙の構成を解明するもの

のようです。
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三宅一生2010年 AUTUMN WINTER パリ・コレ

”ポアンカレ・オデッセイ”という企画で、

「八つの宇宙の形」というものをモチーフに服がつくられたそうです。

「コンパクトな3次元の多様体は

8つの幾何学構造の1つを持つ

部分多様体に分解される」
-ウィリアム・サーストン-

この「八つの宇宙の形」は2012年8月に亡くなった

天才数学者ウィリアム・サーストンが理論化、図式化したものです

彼はこの理論でフィールズ賞を授賞しています。

ビデオで見ていても 型にはまらない 魅力的な方でしたが

こういうグラフィックな世界になると興味が湧いてきます。

ポアンカレ予想 と リーマン予想


上のサイトでその内容を動画見る事ができます。

ポアンカレ予想 と リーマン予想


ポアンカレ予想 と リーマン予想


ポアンカレ予想 と リーマン予想


ポアンカレ予想 と リーマン予想



数学や数字が 単なる記号ではなく

しなやかな曲線の宇宙を形作っていて 実は

しっとりした色気のあるものなのかもしれないと

このショーは思わせてくれます。


<皆が求めていたのは答えではなく、

どうやって考えたかという過程だったのです。>


という彼の言葉にも 思考の色気 をかんじます。
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第二次世界大戦のときにナチス・ドイツが用いていた

複雑なローター式暗号機 の エニグマ

これを解読した イギリスの優秀な数学者

アラン・チューリングも素数の謎に挑んで失敗

のちに彼は青酸カリで自殺しています。

エニグマ とは <> という意味だそうです。

エニグマ()は解読したが 彼の死は のまま です。
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『ビューティフル・マインド』という映画があります

ポアンカレ予想 と リーマン予想



実在した天才数学者ジョン・ナッシュの、

1994年ノーベル経済学賞受賞までの物語ですが

彼もリーマン予想を証明しようとしていました。



映画の監督は名匠ロン・ハワード

主演 ラッセル・クロウ

ジョン・ナッシュの統合失調症の幻覚、幻聴、妄想と

妻との復帰への戦いが感動的に描かれています。


映画の後半で いつも話しかけていた少女が

いつまでも齢をとらず 小さいままなので

幻影であると気付きます。

そして 奥さんがジョン・ナッシュの手を握り

私は 本物よ 実在してるのよ という場面がありました。

その生身の血のかよった暖かさや強さが  

幻覚と実在を分つ力なのかもしれません。


<Beauty Mind> という

ジョン・ナッシュのドキュメンタリーDVDがあります

興味のある方は ご覧下さい。
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リーマン予想の番組の中に

宇宙物理学者フリーマン・ダイソンが出てきます。

数式と物理の式の 奇妙な類似の偶然の発見も

非常に謎めいていて面白い。

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ただ ポアンカレ予想 が証明されたとありますが

実際に 宇宙はどんな形をしているのか

証明された内容というのは何なのか

ということが 全くわからない


グリゴリ・ペレリマンその人も

ポアンカレ予想も

謎は謎のままに ということかな

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この記事へのコメント
「物理と数学のかきしっぽ」

っていう本をかきました

その一部が

リーマン予想の解決になっています

読んでみてくださると嬉しい

実は私も「統合失調症」です
Posted by tai at 2013年04月30日 19:06
The Answer of the Axiom Equivalent to Riemann Hypothesis

ていう名前の論文として

フリーの論文誌に載せました

中身を大きく修正しています

見てみてっ降札と嬉しい
Posted by tai at 2014年03月24日 19:43
色々と変更しています

見てみてください

http://taibuturi.fuma-kotaro.com/
Posted by tai at 2015年06月07日 18:50
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