てぃーだブログ › blog ZENBEAT › ボクメンタリー › コヤニスカッティ<平衡(バランス)を失った世界>

2018年10月25日

コヤニスカッティ<平衡(バランス)を失った世界>

今年 ブログに何度も書きました

災害 の 頻度と規模の大きさ

豪雪 水害 土砂崩れ 酷暑 噴火 地震

今年は特別で 来年は少し良くなるかも と思ったら大間違い

今年よりも 来年 再来年 と よりひどくなる可能性が強い

政府は 激甚災害の支援金 のことばかりを言っているが

起きた後の処理ばかりで 原因を追求しようとはしない


もうひとつ

政治 から スポーツ界 まで 毎日のように 騒がれていた

捏造 パワハラ セクハラ をめぐって 記憶にありません 知りません

眼に余る ウソ の横行

…………………………………………………………………………

次も 以前のブログに書きました

養老孟司さんが ネコメンタリーで話していたこと

小学2年生の時に 敗戦で その前と後で 皆が逆のことを言い出した

人や 世間や  社会や 国家が 信じられなくなり

自然(植物や昆虫)に眼を向けるようになった

人は嘘をつくが 自然(人間以外)は 嘘をつかない

…………………………………………………………………………

植物は 太古の昔から 今日に至るまで 基本的な営みを変えてはいない

この地球上にある 土、光、水、風、二酸化炭素があれば生きていける

それらは この地球がある限り 何処にでも いつの時代にも 常にある

この植物のシステムから 人間は何も学んでこなかった

太陽光、川や海の流れ、風力、地熱 など

二酸化炭素による地球温暖化が緊急の課題になってきた最近になって ようやく動き始めた

これまでさんざん 石炭、石油の化石燃料や ウランなどを無制限に掘り起こし

二酸化炭素を限りなく放出してきたあとで

…………………………………………………………………………

産業革命以降 機械による生産によって 大量生産が加速されます

大量生産/大量消費によって人々の暮らしは豊かになりましたが

暮らしの豊かさを支えているのは膨大なエネルギーの消費です

そのエネルギーは化石燃料(炭素)が主です

還元状態の炭素を 燃やして(酸化して)エネルギーを得ることで 二酸化炭素を放出します

加速された二酸化炭素の放出が自然のバランスを壊し地球の温暖化を招いた

自然の再生可能エネルギーに置き換えることで二酸化炭素の放出を少なくすることが必要ですが

もうひとつ大事なことは 二酸化炭素を還元状態の炭素と酸素に戻してくれるシステム

それは なにも装置を作らなくても植物が自然を利用してやってくれます。

人間は自分達の欲のために世界中の森林を伐採してきました。

特にアマゾンの伐採は今なお続いています

森林の伐採を今すぐ止めること。そして樹木を植えることを急ぐ必要があります。

二酸化炭素の放出を少なくすること と 二酸化炭素を還元状態の炭素と酸素に戻してくれる植物とのバランス

この二つ が必要です

…………………………………………………………………………

1982年製作の <コヤニスカッティ> という映画があります

コヤニスカッティ<平衡(バランス)を失った世界>




<コヤニスカッティ>とはアメリカ・インディアンの部族のひとつ ホピ族 の言葉で

<平衡(バランス)を失った世界>(Koyaanisqatsi)という意味です

ちなみに ホピ族 の<ホピ>とは彼らの言葉で「平和の民」という意味です

映画の内容は 1982年製作ですから それまでのアメリカの

大量生産大量消費による急激な経済成長のドキュメンタリーです

フレモント・インディアンの壁画から始まり 広大な自然がゆっくりと映され

次第に人間による自然への絶え間ない介入と破壊 そして自然を排除し自分達だけに合った

文明をスピードを加速しながら突き進んでいく様を記録していきます

画像も音楽も最初はゆっくり 次第にスピードを増し 高速度に移行していく展開になっています

それに伴う人間が作って来た負の遺産の映像もありますが 1982年製作ですから

まだ 自然による地球規模の破壊的揺り戻し(大規模な災害)に関する映像はありません

その後起きている事柄は アメリカ国内に留まらず 世界的規模の創造と破壊になります

チェルノブイリ、福島、スリーマイルの原発事故、9.11テロ、ISの台頭、中東の破壊された都市

代理戦争、大量の難民流出、今日に至る地球規模の大災害 Etc は全て

<コヤニスカッティ> の映画の結果としての現象になります

<コヤニスカッティ>はナレーションもなく 何の結論も出してはいません

この映画を見た各個人がそれぞれ判断すべき問題提起を提示しているだけです

しかしもはや それに対する答えは その後 必然的に起こった出来事の中にありそうです

私たちは 現在の生活環境を前提に生活しています

この映画は 太古の昔の自然から1982年までの映像を時系列で見せることで

現在、自分達が何処から来たのか そして 何処へ向かおうとしているのかという

ベクトルを示してくれています

…………………………………………………………………………

大地から貴重なものを掘り起こすとき、禍が降りかかる

何時の日か、灰の入った容れものが天から降り、

大地は焼け、大洋は沸き立つ日がくるかもしれない


…………………………………………………………………………

これは ホピ族に古くから伝わる 予言 です

ホピ族の居留地や聖地の大地の下にはウラン鉱脈があり

この予言を無視して政府、企業により ウランは掘り続けられています

ウランは原子爆弾、原子力発電の材料になっています


長くなりましたので この辺で終わりにしたいと思います

では また


同じカテゴリー(ボクメンタリー)の記事
200513 見えない敵 4
200513 見えない敵 4(2020-05-13 11:27)

200402 見えない敵ー2
200402 見えない敵ー2(2020-04-02 17:33)

KNZW W670 退院レポート
KNZW W670 退院レポート(2019-12-03 12:02)


※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。