謎の 女性写真家

hamabeat

2016年05月04日 16:24


今日のお話 は ワタシ を極めた 謎の女の人のお話です


ちゃんと演技ができて嘘もつけて世間の皆様と

歩調を合わせることが出来る人 を 常人 とすれば

演技ができず 嘘もつけず 歩調を合わせる事が出来ない人

頑固に ワタシを守り ワタシを貫く人は 奇人という事になります

そういう意味から言えば 謎の女の人は 後者 になります

さて その人は ヴィヴィアン・マイヤー Vivian Maier という女性の人です

1929年に生まれ 2009年の春、83歳で亡くなっている 全く無名だった方です

だった といいましたが 今じゃ すごく有名になっています。

生涯独身で 親しい友も家族もなく 家政婦という僅かな収入で暮らしていた方です

そして彼女は 数台のカメラを持ち 常にカメラを肩に掛け出歩いていたようです

写真はこちら http://www.vivianmaier.com/ で閲覧できます

どの写真も素人が撮ったとは思えないくらい完璧な写真です

特に セルフ・ポートレートには 注目してください

彼女の個性と特殊なテクニックが際立っています


ベタ焼き(コンタクトフィルム)を見る限り

同じ写真を複数回撮った写真は無く 全て一発撮りです

瞬間のショットに二度撮りは無いかもしれませんが


彼女は 主に二眼レフカメラを使用していて

首からブラ下げて 上から覗き込む撮り方になります

大人は見上げての写真になり 迫力が増します

子供達は子供目線の自然な撮影になります

35ミリカメラのように ファインダーを覗いてカメラを向けると

知らない人は 引いてしまいますし 嫌がりますが

二眼レフでは それほど抵抗無く撮れるので 比較的自然な映りになります


セルフ・ポートレートの写真がかなりあります

窓や球体などに映った自分を撮っていますが

かなり 凝った写真が多いです

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撮った写真を誰にも見せる事無く 自分の事を誰にも明かさず 亡くなりました

膨大な写真と 膨大な未現像のフィルムを残して

それらのフィルムと持ち物を貸し倉庫に預けていましたが

倉庫代を払えなくなり 没収されるはめになりました

それらを全て オークションで安値で落札した 青年がいます

落札した人は ネガと未現像の資料を見ているうちに

これは 自分には 判断出来ないものと思ったのか

写真の映像をデジタル化してネットに載せたところから

その 伝説がブレイクしていったようです

あとは 皆さんのご想像におまかせします

それを 発見し発掘しドキュメンタリー映画を作り

沢山のネガをプリントし全世界で展示会を開きました

その 映画 は既にDVD化されており レンタル可能です

興味のあるかたは どうぞ こちら http://vivianmaier-movie.com/ で





トレーラー(予告編)が見れます

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さて その膨大な写真を 他人に全く見せたくなかったかというと

ぼくは そうではないと思います

自分の写真にかなり自信を持っていたと思います

ただ 他人との付き合いをしたくなかっただけで

たとえば 現在のようにインターネットが普及していて

それを 利用する事ができていたら アップしていたかもしれません

無記名 で アノニマス で 読み人知らず で アップできれば

していたのではないかと思います

あくまで 自分を謎のままにしたままであれば

していたかも知れません

謎には 想像 がつきものです

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