野の草花のTシャツです
野の草花のTシャツです
福井県鯖江市におられる助田茂蔵さんの絵をTシャツに乗せてみました。
ついこの前、鯖江で展示会があり、いろいろな絵を見せて頂き
額入りの一枚の絵を譲っていただきました。
ショウジョウバカマの清楚な絵はなかなか味があります。
助田さんは90歳を越えていますがとてもお元気で今なお野の花を描き続けておられます。
とても素敵な方で目の前の草花を通して深い宇宙を感得されているおじさまです。
私達シルクスクリーンの仕事は孔版のカテゴリーになりますが
助田さんも同じ世界のお仕事をされてきたかたです。
謄写版/ガリ版の世界ですが
助田さんが過去なされてきたお仕事について私達の立場から一言。
ガリ版といっても若い人達には解らないでしょうが、簡易的な印刷として
過去に普及していたものです。
それを美事にアートにまで高めたのが助田さんのお仕事です。
プリントされたものをご覧になれば解ります。
助田さんのアートなスケッチと奥様の句と息子さんの印刷が一体となった
いままでに限定出版された野の草花の本は素晴らしいものです。
和綴じされた和紙に印字された絵と文と句には感動させられます。
今回そのショウジョウバカマの絵をTシャツに印字ならぬ印絵をしてみました。
印刷された和紙に適う物は
勿論、久米繊維さんのこだわりオーガニックTシャツしかありません。
和紙とオーガニックとくればインクジェットといえどもガリ版的柔らかな表現が要求されます。
元絵を変えることなく忠実に手書きの絵のニュアンスを再現するのが我々職人の技量です。
画像はオーガニックの生成りの色と質感を再現できなくてごめんなさい。
助田さん御一家とはこれからも長くおつきあいさせていただきながら
このブログでもご紹介していきたいと思っています。
過去、限定の和綴じ本もご覧にいれますのでご期待ください。
次の画像はプリントしたもののスキャン画像です。
ではまた次回ブログでお逢いしましょう。
hama でした。
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