今日は晴天 海だって 遠くに見えます
雪も しっかり 溶けるでしょう
入院の日から 今日で 3週間以上経ちました。
今日は 放射線治療は 設備のメンテナンスの日なのでお休み
今のところ 異常なし 副作用もありません
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さて 今日は 同室の人達の紹介になります
昨日 小松の人が部屋替えで移ったあと また小松の人が入院してきました。
今日は 東となりの 輪島さん(出身地を名前とします)を紹介します
輪島さんは僕が入院した次の日 1月31日に入院して来て
2月5日に手術をされ 一晩 ICU を経過し 明くる6日に部屋に戻りました。
腹部 動脈瘤 の手術で 本人あまり内容を把握してないようで
話を聞く限り 両足の付け根に穴をあけ 内視鏡による手術と思われます。
動脈瘤そのものを無くすのではなく 動脈瘤の中心に穴をあけチューブを通し
血流を確保するという手術だそうで 場所的にも むつかしい手術だったようです。
普通だと血管をカットして人工血管で繫ぐようですが
大きな手術が可能な体力が無い場合の間に合わせ的手術のようです。
手術そのものは3時間 前後合わせて 5時間の手術
術後 経過も良く 傷の傷みも全くないそうですが
ここに入院している人達はみな 一つの病だけ持っている人は少なく
60歳から85歳くらいまで 老人特有の病、生活習慣病の病など
複数の病を 持っています。
輪島さんも 手術の箇所は何の問題もありませんが
肺気腫(タバコによるもの)と前立腺肥大に悩まされていて
そちらの治療による経過があまり良くなかったため入院が長引きました。
でも やっと 今日 2月22日に退院できるようになり
今ご家族が車で迎えに来ているところです。
福井から 金沢まで 車で 1時間余りですが
同じ石川県内でも 輪島から金沢まで バスで 2時間20分
車で 2時間だそうです。
埼玉に息子さんがいて 新幹線で金沢まで2時間ですから
息子さんの方が早く着く事になります
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輪島さんは 75歳 血液型は 僕と同じ B型 脱走歴2回
脱走といっても 病院に無届け外出のことです
2回とも 銭湯にいったそうですが 一回目は 手術前
2回目は 術後 で この時は居なくなって一時間以上経っているので
どこかで倒れてないかと 皆で捜しました。
あとで きつく しかられてましたが アッケラカンとしていて
映画 <カッコーの巣のうえで>とか<パピヨン>とか思い出しました
いつも 一緒に食事をして いろんなことを教えてもらいました
大柄で 都々逸を口ずさみ 煎茶を楽しむ 粋なおじさんです
輪島の 大きな自然を背景に感じさせる おおらかな人です。
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脱走といえば 随分前になりますが 僕の父が入院している時
病室にずっといると気が滅入るだろうと 車いすで院内の敷地内を散歩するのですが
駐車場からの狭い歩道のところを行ったり来たりしますが
なんか 殺風景で リラックスできるような散歩道ではありません
ただ 外の空気を味わうくらいの楽しみしかありません。
病院というところは ただ診察と治療と手術をするだけの所で
敷地内は ただ 車の駐車場があるだけです
時々 父を車に乗せて 周囲の景色を見ながらゆっくりとドライブしました。
窓外の青田がしっとりと濡れて美しく 久しぶりの笑顔が出て
病室に戻ると 興奮して看護婦さんに報告するものだから
脱出がバレで 注意されたものの よかったねえーと父に言ってました。
亡くなった姉も福井の病院に入院した時によく脱出するぞと
車にのせて走りました。 姉は小躍りして喜びました
三国まで遠出して海を見に行った事もあります。
この時も 夏の稲穂の輝きに興奮していました
脱出 は 外の風を感じ 光を感じ 開放感に包まれる
なににもかえがたい気持ちになるもので
自然の力の偉大さを感じます。
このときも 注意されましたが
許可をとらずに 目を盗み 気の向くままに この部屋から逃亡する
それが 脱獄の妙味 というもんです。
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輪島さんが昼すぎ退院されましたが
入れ替わるように 次の人が入ってきました
では 今日は このへんで