夢床
ようやく朝が涼しくなってきました。
眠りも深く、夢も深くなってまいります。
今朝の夢のお話ですが、今回は僕の夢ではありません。
今朝は妙に涼しく、少し肌寒いくらいで
ぼくは肌布団でなくうすめの羽布団を掛けていました。
となりのベットの ささ(かみさんの愛称)くんはタオルケット一枚なので
寒くなったのか、僕のベットに潜り込んできました。
朝食をとりながら、ささくん いきなり夢の話です。
おかしな夢を見たわ、
巻き絨毯が何本も平行に床に並んでいて
それがそれぞれゴロゴロと廻っているの。
綺麗な遊牧民の絨毯なんだけど
それに なぜか 夏目漱石の文章が
呪文のように書かれていて
廻るたびに、朗読されていくの。
と
二本目だそうですが
大雨が降っている中を
沢山の人達が
南極のペンギンさんたちがよりそって
首をうなだれているような格好で
じっと立っているの。
雨の中に自分の靴を忘れてきたので
思わず取りに行って
履いたのですが
なぜかその靴は全然濡れてなかったの。
と
最後の 靴は全然濡れてなかったの
のところで 二人で大笑い。
なにかハッピーエンドのような結末でしたが
その他の夢は少し寒くなる内容のものでした。
靴の夢の話は最近彼女が話していた
過去の実際の話に通底しています。
ささくんは 間抜けの小足で(僕は馬鹿の大足)
靴はイタリア製の小さい細いものが好みです。
靴を大切にしているので
ある大雨の日、バスから降りて家まで
靴を脱いで小脇にかかえ
裸足で帰ったことがあるというお話です。
この時も、大笑い。
ただ、朝食の時、僕はよく夢の話をしますが
どうも、朝、ささくんが僕のベットに
潜り込んできたのが原因のようで
僕のベットはおかしな夢を見る舞台装置ではないか
という話になってきました。
で、僕のベットを 夢床 という名称にしました。
彼女が夢を見ているとき 僕は夢を見ていなかったので
どうも 上映は一本限りのようです。
夢を続けて見るのを二本立て上映として
同じベットで二人が別々の夢を見るのを
二枚立て上映と名付けました。
どうも僕のベットには夢の巣があるのではないかと
二人で小声で話し合った今朝の出来事です。
最後に Bob Dylan のこんな素敵な歌詞を お届けします。
僕の夢と君の夢を交換しよう
では おはよう カフカ
カフカ オ・ハ・ヨ・ウ ?
では 次の夢でお逢いしましょう。
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